日本人に限らない。

何かと言えば、id:iteau氏の以下の記事なのだけど。

http://d.hatena.ne.jp/iteau/20100417/p1

別に他国に対して自国の権力者を悪し様に言うのは、日本人に限ったことではないと思う。
実際、アメリカ人はブッシュが再選されたとき、世界中にSorry Everybodyなんて発信してるわけだしさ(http://www.sorryeverybody.com/gallery/1/)。
だからこの点に関しては、id:gingin1234氏の言うことが正しいんじゃないかな(あくまでこの点についてだけはね。gingin氏も俺に賛成されたところで嬉しくもないだろうが)。




自分の国のトップに反対するとき、その意見を大っぴらに外に発信するのは自由だし、それが単なる悪口であってもかまわないと思う。政権関係者の場合はまた話が別かもとは思うけど、岡田外相なんかは当時野党の代表なわけで、小泉元首相を批判することはそこまで責められることでもないだろう。

だから別に、日本が「幼稚なシーソーゲーム」から抜け出す必要はない。ワシントンポストのコラムが不愉快なら、そういう話とは別の次元で批判すればいいと思う(正直俺も、あのコラムの言い方は気にくわない)。

だから、ワシントンポストのコラムや、小泉を批判する中国に喝采を送る人たちを、iteau氏が言うような理由で批判することは適当でないと思うし、それが「幼稚なシーソーゲーム」でもないと思う。
ワシントンポストのコラムが不愉快だというのは、確かに俺も共感するけど。




※追記。
今回のiteau氏の記事は、やや性急に書かれた感じがあり、他にもいくつか疑問点がある。最たるものが吉野家への言及。アメリカに軽々しく扱われたからと言って、一民間企業に牛肉を買うなと注文をつけることは出来ないだろう。それとレーガン国葬には元首相の中曽根が行ったのでは?と思ったが、今コメント欄を確認したところ、レーガンの葬儀はその規模とタイミングという点で特別な事情があったと見なしているようで、そちらの意見には説得された。


※さらに追記。
論旨展開に変な部分があったので削除・訂正した(棒線部)。